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2020年01月21日

【書籍】乙一『小説シライサン』(角川文庫)

どうも。
チャモロウです。

本日は文庫本の紹介。
では、
どうぞ。

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posted by チャモロウ at 23:59| Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月05日

【書籍】真夏のホラー小説

どうも。
チャモロウです。

夏は暑い。
暑いから涼を求める。
涼を求めるからゾッとしたい。
という訳で、
最近読んだor読んでいるホラー小説。

・澤村伊智『恐怖小説キリカ』
・小林泰三『家に棲むもの』(角川ホラー文庫)
・三津田信三『怪談のテープ起こし』(集英社e文庫)
・郷内心瞳『拝み屋備忘録 怪談首なし御殿』(竹書房文庫)
・郷内心瞳『拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陰〉』(角川ホラー文庫)
・郷内心瞳『拝み屋怪談 壊れた母様の家〈陽〉』(角川ホラー文庫)
・福澤徹三 糸柳寿昭『忌み地 怪談社奇聞録』(講談社文庫)
・福澤徹三『黒本 平成怪談実録』(竹書房文庫)
・福澤徹三『S霊園 怪談実話集』(角川ホラー文庫)


相変わらず偏ってますがw。
郷内氏の『壊れた母様〜』は久しぶりに怖い内容だったかな。
でも前編の〈陰〉は怖さの勢いに対して、
後編は謎解きが主で怖さも然程ありませんでした。

福澤氏は例によって地に縛られた実話系怪談が怖い。
『忌み地』は怪談師の糸柳さんとの共著で、
内容は地にまつわる不条理で不可解な不幸が多々描かれています。
引っ越しする時や旅行で知らないホテルに泊まるとき怖いよねー、
みたいな感じになれます。

ちなみに糸柳氏ですが、
芸人の狩野英孝さんがMCを務めるCS番組「怪談のシーハナ聞かせてよ。」にレギュラー出演している方だそうで、
アマゾンプライムを見ている人は、
知っている人も多いかもしれません。

三津田氏の『テープ起こし』は怖いのですが、
謎が解けん・・・。
ネット上でも解いてる人はいないようだし(解けているようなことを言っている人はいるのだが…w)、
どなたかわかる人は教えて欲しいです。
(気になって眠れない…って程ではないのですが。)

澤村氏の『キリカ』はこれまでの『ぼぎわん』シリーズとは全く違います。
また心霊ホラーものでもありません。
しかし、
切り口が斬新で面白い。
ぐいぐい引き込まれて読んでいってしまいます。
途中、グロイ描写もありますが…(苦手な人は回避で)。
そして、
すごく考えられていて、怖い。
文庫版に収録されている「その後―文庫版あとがきにかえて」のところまで読むと、
その怖さが完成されます。

小林氏の作品はこのブログで紹介するのは初めてでしょうか。
実は私が大学生の頃に小林泰三作品は読んでおりまして。
ハードカバーの『ΑΩ(アルファオメガ)』と『玩具修理者』を読みました。
『家に棲むもの』は短編集なんですが、
表題にもなっている最初の「家に棲むもの」が一番面白い。
終わりまで読むと、
ああ、いかにもって感じでした。

というわけで本日は特にどの作品もあらすじを紹介することがありませんでしたが、
興味関心のおありになる方は、
どれか一読してみられてはいかがでしょうか。

では。

  

  

  
posted by チャモロウ at 23:06| Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月24日

【書籍】H.P.ラヴクラフト『暗黒の秘儀』(朝日ソノラマ文庫)

どうも。
チャモロウです。

本日は本の紹介。

古典的コズミックホラーの名著として名高い、
ラヴクラフトの作品です。
『暗黒の秘儀』。

私はウルトラシリーズのように、
非日常の世界から怪獣がやってくるお話って大好きなんですけど、
現代の人が空想する超常的な怪獣物語の先駆って誰なんだろう?って、
常々思うんですよね。
で、ラヴクラフトは、まさにその一人ではないかと。

この本が書かれたのは第一次世界大戦の頃から第二次世界大戦の時代ですよ。
その時代に、
海底や宇宙、あるいは異次元から怪獣(のような存在)がやってきて人々を襲うんですよ。
これってすごくないですか?

怪獣でないものならば、H.G.ウェルズの書いた1898年の『宇宙戦争』が有名ですけど、
あれはタコ型の宇宙人がトライポッドなる巨大なロボット兵器にのって地球を蹂躙するって話で、
怪獣じゃないんですよね。

ラヴクラフトも厳密に言えば怪獣ではなく、神々ということになるんでしょうけど、
描写が巨大なモンスターだから、怪獣以外の何物でもない。

世界が二度の大戦で混沌としていた時代に、このような空想科学小説をよくかけたなぁ、
と本当に感心します。
そのインスピレーションは一体どこから得たのでしょうかね。

もちろん、
怪獣話だけでなく、魂を交換することで生き続ける人物のお話であったり、
人工生命保存法なる手法を用いて、死んでもなお生き続ける男の話であったりと、
非常に面白い話も載っています。

このように
超常的なものからSFチックなホラーまで、
扱っているテーマは幅広いので、いつもとは違うホラーをちょっと楽しみたいという方も、
一読してみることをお勧めいたします。

ちなみに、
ウルトラマンティガのラスボスは「ガタノゾーア」といって、
クトゥルー神話が元ネタの怪獣でしたね。
ただし、本日紹介した小説『暗黒の秘儀』には登場しませんが。

というわけで、
本日はここまで。
では。

posted by チャモロウ at 23:59| Comment(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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